WACC(加重平均資本コスト)
WACC(加重平均資本コスト)は、企業が株主資本と負債で資金を調達する際のそれぞれのコストを、調達額の比率で加重平均したもので、企業全体の資本コストを表す指標です。
株主資本のコストは株主が期待する収益率、負債のコストは借入金などの金利(税効果を考慮したもの)で、両者を資本構成の比率で平均して求めます。投資の収益率がWACCを上回らなければ、資金の提供者の期待に応えられていないことになります。
東京証券取引所のコーポレートガバナンス・コード(2026年7月21日版)の原則4-1では、取締役会が自社の資本コストを踏まえて収益計画や資本政策の方針を示すことが求められています。新規事業の投資判断でも、社内でハードルレートを決める際の出発点として使われます。
参考資料