イグジット(Exit)
イグジットは、創業者や投資家が保有する株式を売却などで現金化し、投資を回収することで、主な方法はIPO(株式上場)とM&A(株式の売却)です。
ファンドを通じて出資するVCは、存続期間内に投資先株式を売却して出資者に分配する必要があるため、出資の段階からイグジットの見通しを重視します。投資契約の優先分配、みなし清算条項、ドラッグ・アロング、上場努力義務などは、いずれもイグジットに関わる条項です。
経済産業省は2026年5月に「スタートアップM&Aガイダンス」を公表し、IPOだけでなくM&Aも成長手段として早い段階から意識することの重要性を示しています。新規事業の文脈では、大企業が事業を切り出して売却することを指す場合もあります。基本はスタートアップのイグジット(IPO・M&A)の基本で解説しています。
参考資料
「イグジット」が出てくる記事
スタートアップのイグジット(IPO・M&A)の基本
スタートアップのイグジットは主にIPO(株式上場)とM&A(株式や事業の売却)の2つです。東証の市場区分とグロース市場の上場審査基準、上場準備の関係者、2030年からの上場維持基準の見直し、M&Aの進め方を整理します。
タームシートの主な条項:優先株式・事前承認・買取請求権の読み方
VCから優先株式で資金調達するときのタームシートについて、発行条件、優先分配(参加型・非参加型)、取得請求権と希釈化防止、事前承認、株式買取請求権、みなし清算など主な条項の意味と交渉の考え方を、経済産業省のガイドラインをもとに解説します。
VCからの資金調達の流れ:準備から払込・登記まで
ベンチャーキャピタル(VC)からの資金調達は、準備、VC探しと面談、デューデリジェンス、タームシート、契約、会社法の手続き、調達後の報告という順に進みます。各段階でやることと、つまずきやすい点を公的なガイドラインをもとに整理します。
カーブアウト・スピンオフで新規事業を独立させる
社内では事業化できない技術や事業を、別会社として独立させる方法がカーブアウトとスピンオフです。経済産業省の「起業家主導型カーブアウト実践のガイダンス」とスピンオフの手引をもとに、資本構成、知財、人材の論点と、スピンオフ税制の概要を整理します。