両利きの経営
両利きの経営は、既存事業を磨き込む「知の深化」と、新しい事業機会を探る「知の探索」を、一つの企業の中で同時に進めることを目指す経営の考え方です。
ハーバード・ビジネス・レビューには、チャールズ・A・オライリー3世とマイケル・L・タッシュマンによる論文「The Ambidextrous Organization」(2004年4月号)が掲載されており、過去からの製品やプロセスに目を配りつつ未来に備えるという、経営者が直面する課題を扱っています。
大企業では、既存事業の効率や確実性を重視する仕組み(予算、評価、決裁のルール)が、不確実な新規事業の探索を妨げがちです。そのため、探索を担う組織を既存事業から分けて独自のやり方を認めつつ、経営陣が両者をつないで既存の資産を使えるようにする、といった組織設計が論点になります。出島組織や社内起業制度は、そのための具体的な仕組みの一つです。
参考資料