ベスティング
ベスティングとは、ストックオプションや創業者の株式などの権利を、一定の在籍期間の経過や条件の達成に応じて段階的に確定させる仕組みです。
付与された時点ですべての権利を確定させるのではなく、期間ごとに少しずつ行使できる、または保有が確定するように設計します。途中で退職した場合、未確定の部分は失われたり、会社が買い戻したりするのが一般的です。権利確定の条件は、ストックオプションの付与契約や、創業者間契約・株主間契約で定めます。
スタートアップや新規事業子会社では、初期メンバーに株式やストックオプションを渡した直後に離脱されると、持分が事業に貢献しない人に残ってしまいます。ベスティングを設けることで、長く事業に関わる動機づけと、離脱時の持分の整理を両立させることができます。詳しくは初期メンバーの報酬とストックオプションの基本を参照してください。
「ベスティング」が出てくる記事
初期メンバーの報酬とストックオプションの基本
スタートアップの初期メンバーには、給与を抑える代わりにストックオプションで将来の成長を分け合う設計がよく使われます。税制適格ストックオプションの要件(2026年時点)と、付与の時期・量・退職時の扱いの考え方を解説します。
共同創業者の探し方と、組む前に決めておくこと
共同創業者は「知り合いの中から探す」より「一緒に小さな仕事をして確かめる」ほうが失敗しにくくなります。探し方、見極め方、株式の持ち分や離脱時の扱いなど、組む前に書面で決めておくべき項目を整理します。
アドバイザー・顧問の迎え方と報酬の決め方
スタートアップがアドバイザーや顧問を迎えるときは、肩書きより先に「何を、どれだけの時間で、いつまで」頼むかを決めることが大切です。役割の決め方、契約で決める項目、現金・ストックオプションによる報酬(社外高度人材の認定制度を含む)の考え方を整理します。