転換請求権(普通株式への転換)
転換請求権は、優先株式を持つ投資家が、会社に対して優先株式を取得させ、その引き換えに普通株式を交付するよう請求できる権利のことです。
会社法上は、株主が会社に取得を請求できる「取得請求権付株式」の仕組み(108条1項5号)を使い、取得の対価として普通株式を交付する形で定めます。経済産業省の留意事項は、優先分配と並んで投資家のイグジットで重要な役割を果たす権利だとしています。
これとは逆に、上場時などに会社側が優先株式を強制的に普通株式へ転換できるようにする定めもあり、取得条項付株式の仕組み(同項6号)が使われます。上場審査では議決権付株式の種類についての要件があるため、上場前には優先株式を普通株式に転換しておくのが一般的な流れです。
参考資料